指点字は点字タイプライターのキーの配置をそのまま人間の指に当てはめたコミュニケーション方法です。
 ろう者とは手話にて会話が出来ます、盲の人とは普通に会話が出来ます。しかし、盲ろう者は耳が聞こえず、目も見えないためにコミュニケーションの方法には点字や、手のひらに文字を書くなどして意思を伝えてきました。点字によるコミュニケーションにはブリスタ等の機器が必要となり、とっさの時などの予定に無かった場面や用意が無い場合などには不便です。そこで威力を発揮するのがこの指点字です。これは幼少の頃失明し、18歳で失聴した東京大学の福島智助教授の母親が福島氏と親子げんかの際に偶然発見したコミュニケーション手段です。
 指点字は点字と相関関係があり、例えば点字の1の点と左の人差し指は同じなど合わせて修得できます。盲と盲ろうの人をカバーする目的もあわせ、指点字と点字を同時に表現しました。