ピンホールカメラの製作設計 JavaScript編 Hideyasu Ookawa's Copyright All Right Reserved 2000 標準レンズの画角(一点を見つめたときの見える範囲)は55度です。標準レンズは人間を基準にして設計されていますので、「標準レンズで写る範囲=人間が物を見る事の出来る範囲」となるのですが、ピンホールカメラは勘で方向を合わせるしか方法が無く、標準レンズに合わせて55度で設計してしまうと、思っていた場所と写っている場所がずれてしまい、写したい場所が切れてしまう場合が発生します。そこで若干広角の65度以上で設計する事をお勧めいたします。 ピンホールカメラの設計とは「穴の位置から感材までの長さを求める事」です。光の遮蔽の方法は難しくは有りません、要点は光さえ入らなければどんな方法でも良い訳です。ダンボール箱の内側につや消しの黒のスプレーをしてしそれをボディーにしてもよいですし、紅茶の空き缶でも構いません。全ての方法において共通して言える事は内側につや消しの黒のスプレーをかけることです。これさえ守ればどんな不細工なカメラでもきちんと写真が撮れます。「感動と現在の写真文化に対してのカルチャーショックが味わえます。」その為にもカメラの形はみなさんで考えられてください。繰り返しますが、光さえ入らなければどんな方法でも良いのですから。 参考ですが、私はボディーはダンボール、フィルム代わりにキャビネの印画紙、その印画紙を押さえるのもダンボール、シャッターにはベニアの切れ端をマジックテープで脱着させています。 穴の位置は感材の中心の位置になります。この事は普通のカメラでもレンズの位置はフィルムの中心の位置なので安易に推測は出来ると思います。穴の直径は0.3ミリ以下ですが、穴が小さいほど開けるのは難しくなります。幸いにもDIYショップには「ピンバイス」なるペン型のドリルチャックが売っています。またドリルも0.3ミリから売っていますので、それを利用されると綺麗な真円の穴を空ける事が出来ます。穴はアルミの缶を利用します。 感材は普通のフィルムでも印画紙をフィルム代わりに使用しても良いでしょう。それぞれ面白い結果になります。ただし、使用する感材の大きさによって設計が変わってきますので使用する感材と大きさを検討してください。 設計の画角と感材の縦と横の長さを入力して計算をクリックしてください。 参考として、通常使われる感材の縦横の長さは 35ミリのフィルム・・・縦:24ミリ 横:36ミリ ピンホールカメラの関連のリンク集 アンモナイト針穴写真館 針穴写真機を作ろう 手作りカメラで冬休みの宿題 How to Pinhole Photography |
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